衛生管理者試験合格への道

衛生管理者試験の合格率は、第一種・第二種衛生管理者ともに50％以上であり、国家資格の中でも非常に合格率が高いのが特徴の資格ですが、合格率が高いからといって、ただ受験しただけではそうそう合格するものではありません。

衛生管理者試験に合格するためには、まず試験そのものがどういった試験であるのか理解し、問題の出題傾向や出題パターンを知る必要があります。そのためには、自分にあった学習方法を選択するのが、衛生管理者試験合格への第一歩と言えます。

大きく分けて、独学、講習会などに参加する、通信講座などが挙げられます。それぞれに特徴があるので、どれが一番衛生管理者試験合格への早道であるとは言えませんが、学習時間やかけられる費用などを比較検討し、どれが自分にあっているのか見極めましょう。

テキストや参考書だけで独学して、衛生管理者試験に合格している人も多くいます。衛生管理者試験はマークシート方式で、出題傾向などにも特徴があるため、それを踏まえて学習することで、衛生管理者試験の合格率がさらに上がると考えられます。

衛生管理者試験対策の講習会も頻繁に開催されています。独学と比べると多少費用はかかりますが、やはり何年も衛生管理者試験に携わっている講師の話を、直接聞くことができるというのが、講習会の大きな強みではないでしょうか。

衛生管理者の講習会を開催している団体や企業により、かかる費用もカリキュラムもさまざまですが、多くの講習会では、その企業・団体が独自に作成している衛生管理者対策のテキストを同時に購入するため、やや費用が高くなってしまいます。

しかし、そこでしか購入できないテキストや参考書が多く、講習会もそのテキストに沿った内容で行われるので、衛生管理者対策が頭に入りやすいと思います。なかにはテキスト購入を必要としない、衛生管理者講習会もあります。

その場合は、過去問題を使い問題傾向を知り、衛生管理者試験の対策として、過去問題に挑むものだったりします。テキストや問題集の購入がない分、費用は比較的手頃な講習会が多いようです。