衛生管理者試験
衛生管理者試験とは労働安全衛生法に基づく試験で、衛生管理者試験に合格し、免許を交付されると、各事業所で衛生管理者として任務にあたることができます。
衛生管理者は50名以上の労働者を常時有する事業所には必ず1名選任しなければならず、衛生管理者試験で得られる資格は、就職などにも大変有利になると考えられます。衛生管理者試験は全国の安全衛生技術センターで行われ、試験の日程は平均して一ヶ月に2回ほど、多い時では一ヶ月に3回も行われる事があります。
衛生管理者試験の試験方式は、マークシート方式の筆記試験のみで、その実施回数の多さからも、運転免許試験のように衛生管理者試験もある程度問題のパターンがある傾向があるようです。
したがって、衛生管理者試験の過去問題などで、問題の文章に慣れておく事が合格に有利となります。衛生管理者試験には受験資格が何点かありますが、他の国家資格と比べると比較的安易で、合格率も高く、衛生管理者試験は国家試験の中でも人気の資格と言えます。
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衛生管理者試験の受験資格
衛生管理者試験を受験するには、一定の受験資格が必要となります。一般的に衛生管理者と呼ばれる資格には第一種衛生管理者と第二種衛生管理者がありますが、その二つの衛生管理者の受験資格は同じものです。
主な受験資格を紹介すると、短期大学を含む大学、または高等専門学校を卒業後、労働衛生の実務経験が1年以上あること。高等学校または中等教育学校を卒業後、労働衛生の実務経験が3年以上あること。労働衛生の実務経験が10年以上、などが挙げられます。その他にもさまざまな衛生管理者試験の受験資格があります。
第一種・第二種衛生管理者の他に衛生工学衛生管理者というものがありますが、この資格は資格試験を行わず、大学や高等専門学校で一定の課程を修了した人が、特定の講習会を受講することで得られる資格なので、受験資格などはありません。
受験資格がいくつか必要とされる資格ですが、さまざまな業種で活躍できる資格ですので、衛生管理者の受験資格が満たされるなら持っていて損はない資格と言えるでしょう。
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