安全衛生管理者とは
安全衛生管理者とは、安全で衛生的な事業所作りのために選任され、労働者の衛生管理・指導、健康の保持・促進、労災の防止といった業務の総括や管理を行う資格です。
また、工業的な業種では多くの場合、選任が必要とされています。安全衛生管理者には、総括安全衛生管理者、元方安全衛生管理者、店社安全衛生管理者などがあり、事業所の業種や形態によって、選任が義務づけられていることもあります。
総括安全衛生管理者とは、衛生管理者を指揮し、安全衛生管理業務の総括管理を行う役割の人のことを言い、免許を持たなくても選任されることができます。元方安全衛生管理者とは、建設業の現場で総括安全衛生管理者の元で技術的な管理をする、実質的な安全衛生管理者であると言えます。
店社安全衛生管理者とは、建設業の現場のうち特定の工種で小さい規模の現場の安全衛生管理を、店社から支援・指導する人のことを言います。ここに挙げた安全衛生管理者とはいずれも資格がなくても選任することができますが、場合によっては労働基準監督署などに届け出が必要な場合もあります。
安全衛生管理者とは資格を持たずに選任させることができます。しかし、特に建設業などの安全衛生管理者は、特定の講習会などを受けることが望ましいとされる業種もあります。
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食品衛生管理者とは
食品衛生管理者とは、食品衛生法に定められた食品製造・加工を行う営業者が、その施設ごとに置かなくてはいけない資格者のことです。乳製品や食肉製品、指定の食品添加物など、食品衛生管理者を置かなくてはならない食品や添加物が法律で決められています。
医師、歯科医師、薬剤師、獣医師の資格を持つ人、または大学で医学や獣医学、水産学など特定の課程を修めた人、食品の専門学校など、厚生労働大臣の認可を受けた養成施設で、食品衛生管理者に必要な課程を修めた人などが、そのまま食品衛生管理者として職務に就くことができます。
また、上記の資格以外にも、高校卒業者と同等以上と認められる人で、食品衛生管理者を置かなくてはいけない食品加工・製造業で衛生管理業務で3年以上の実務経験があり、厚生労働大臣の登録を受けた所定の講習会に参加すると、食品衛生管理者の資格を有することができます。もし講習会に参加する機会があれば受講したほうがいいでしょう。
多くの食品加工・製造業で必要とされる役割であり、食品を扱う店舗を営業する場合も必要とされる事が多く、食品衛生管理者の資格は独立・転職に非常に有利であると言えます。
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